レザーソールをお手入れグッツの紹介

■レザーソールとはその名の通り、革を用いた底材

ゴム底に比べると通気性がよく、履いていくうちに馴染んで歩きやすくなります。

水分に弱くそのまま放置しておくとカビてしまったり、穴が開いてそこから割れてしまったというお話も聞きます。



■作業工程

①スティンリムーバーをクロスに取り、ソールの汚れを落とします。

スティンリムーバー等クリーナーをお持ちではない方は、固く絞った布を代用し、底全面を拭いてください。

石が入り込んでしまっている場合は、メラニンスポンジを使用しますとある程度取ることができます。

深く入り込んでしまったものは、先の尖ったキリなどで取り除いてください。

※キリの取り扱いにはご注意ください。


②油分補給のためレザーオイルコンディショナーを塗っていきます。

塗る際はペネトレィトブラシがおすすめですが、クロスでもOK。

③塗り終わったらキレイなクロスで全体の余分なクリームを取っていきます。

④レザースティックに布を巻き付け、ソールを押し付けて革の繊維を引き締めていきます。

 もし、コバの色落ちや毛羽立ちが気なる場合は一緒に行うと良いでしょう。

⑤ヤスリで削る または レザースティックで押し付けて表面を整えます。

⑥コバインキを塗ります。

⑦色落ち防止のため、ワックスも塗ります。

 ワックスを塗りますと、インキ独特の光沢感が抑えられます。

 光沢がほしい場合は、軽く湿らせたクロスで磨いてください。

以上で作業は終了です。



■まとめ

底をお手入れすることにより割れてしまうことを防止したり、しなやかになりますので歩きやすくなります。

またコバは靴の輪郭といえる箇所、きれいにすることによってグッと引き締まった印象になります。

ミンクオイルを塗られている方もいらっしゃいますが、ミンクオイルは滑りやすく、ソールを柔らかくしすぎて型崩れの原因に。

またカビ発生の原因にもなりますので、専用のクリームでケアしてあげましょう。

新品の靴には行う必要はございません。

レザーソールの靴自体、高額なものが多く、またオールソールの修理も2万円超えてしまうことも…。

ソールもきちんとケアをし、末永くご愛用ください。

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