靴の中も清潔に保とう

■靴の中のお手入れ

以外と見落としがちなのが、靴の中のお手入れ。

靴の中というのは雑菌が好みやすい環境であり、菌が繁殖しやすい場所でもあります。

普段、目の届きやすいアッパーやソールのお手入れはしっかりやられているという方も、靴の中というのは怠りがちになってしまいます。

靴の中にも革が使用される靴が多々あり、アッパー同様にきちんとケアしていかないと、劣化の進行が早くなってしまいます。

特にかかと付近は歩く際に摩擦が発生しやすいので、穴が開きやすかったりします。

かかとのお直しも修理屋にお持ちいただくと直せますが、意外と高額。

また、革を被せて隠すという修理になるため、革が厚くなり履き心地に変化が生じることもあります。

これらを防ぐためにも今回は、靴の中のケアに焦点を当てて、解説していきたいと思います。



■作業工程

まず、靴の中を清潔にしていくために、アルコール除菌シートを使用します。

靴の中、全体をきれいに拭いて下さい。

靴の中は以外とホコリが溜まり、特につま先はホコリの塊ができている場合も。

この塊が臭いの原因の1つでもありますので、ホコリの塊だけでもこまめに取り除くことが良いでしょう。

インソールが取れるものは、インソールの上に付いていることも多いので、外すと作業がしやすくなります。

靴の中の除菌と汚れが取りましたら、クリームを塗布していきます。

使用するのはデリケートクリームです。

ゼリー状のソフトタイプで、ベタつきにくいため、靴の中を塗る場合に最適。


(※油分やろう成分が多いクリームを塗布しますと、中がベタベタしてしまいますので避けましょう)

ブラシではなかなか先まで塗りにくいので、手にクリームを適量つけて塗ると良いでしょう。

クリームを塗りますと、革が濃く見えて発色も良くなります。

仕上げにナチュラルフレッシュナーを吹きかけると、除菌や消臭効果だけでなく、エッシェンシャルオイルの香りで爽やかに。

下駄箱や靴箱にも使用すると、より効果が期待できます。

以上で作業は終了です。



■まとめ

デリケートクリームを塗布することにより、保湿と保革効果が期待できます。

また、革がしなやかになり履き心地もよくなります。

そして、清潔、快適に保ち、臭いのもとから消してくれるナチュラルフレッシュナーもよろしければお試しください。

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