プロが選ぶスエード用ブラシ
スエード用ブラシも沢山種類はあるりますが使うシーンは様々です。
日常的に簡単に靴磨きするのであれば馬毛ブラシや生ゴムブラシで問題はないです。
しかし、プロの靴磨きの現場ですと状態が悪いスエードも
持ち込まれるケースが多々あります。
今回はそのようなと時にプロが使うスエードブラシを紹介していきます。
◆スエードブラシはどのような種類があるか?
㈰馬毛ブラシ
スムースレザーに使用するものと同じですが、スエード用はクリーム移りを
避ける為に別で用意したほうが無難です。
㈪クレープブラシ(生ゴムブラシ)
生ゴムが汚れを吸着し汚れを取り除くスエード専用ブラシです。
㈫ワイヤーブラシ(真鍮ブラシ)
ワイヤーが効果的に寝ているスエードを起こし汚れを削りとるスエード専用ブラシです。
㈬燐青銅ブラシ
銅と錫の合金素材であり銅よりも柔らかく、毛並みを傷めずスエードをケアできるスエード専用ブラシ。
プロの現場では汚れが強く付着したスエードの持ち込みが多い為、ワイヤーブラシか燐青銅ブラシを使います。
◆プロが一番選ぶのは燐青銅ブラシ
燐青銅ブラシの最も注目する点は、柔らかい金属繊維が起毛の中に入り込んで
美しく毛並みを整えられることです。
ワイヤーブラシでも同様の効果はありますが金属が硬い為スエードの状態次第では
毛を削りすぎてしまったり、素材を傷めてしまう場合があります。
ワイヤーブラシでメンテナスをする場合、革の状態の見極めが重要。
スエードはスムースレザーと違い毛が抜けていく関係上メンテナンスは
あくまで延命措置です。
限りなくスエードにダメージを与えずに強い汚れを除去するのであれば、
密に柔らかい金属線が手植えされた燐青銅ブラシが最適。
どうしても汚れが除去できない場合は280番程度のサンドペーパーで削る場合もあります。
燐青銅ブラシやワイヤーブラシを使用することによって少なからず毛は削れていきます。
上記でも説明しましたが、スエードにできるメンテナンスはあくまで延命措置。
長く履く為にはデイリーケアが一番大切!
履き終わった際は馬毛ブラシでブラッシングをおこない埃を取り除き、
撥水スプレーで汚れの付着を防ぐことが肝心です。
できるだけ小まめなメンテナンスで、スエードを長く履ける環境を
作っていくのがおすすめです。
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